2017年11月24日金曜日

[Debian Linux] 突然PCが起動しなくなった、電源は入るのに

ある日突然PCが起動しなくなった

初期症状は、電源のオンオフを勝手に繰り返していた

その後電源は入るものの、HDDランプが無反応、ディスプレイも無反応

そしてBIOSすら起動しない、だがファンは回ってる

BIOSすら起動しないのではもうお手上げと思っていたのだが、簡単に解決できた。


解決方法--------------------------------

マザーボードについてるボタン電池を交換

これだけでPCは通常起動するようになった

※電池交換でも解決しない時は記事後半を参照

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普通ならPCを修理にだしたり、買い換えたり、
マザーボードなどを交換とかするところだが
まさかこれだけで復旧するとは目からウロコだった
LGA775というかなり古いマザーボードだったため電池が弱っていて当然かw
しかし、こんな古いマザボでも現代のFPSオンゲをプレイ出来ているw
しかも電源ユニットは当時最安値の400W

元が不良品でなければPCパーツは結構長持ちするものだ(消耗品を除く)

Celeronであってもグラボとメモリ交換だけでBF4とかやってる人もいるぐらいだし




電池交換でも解決しない時は以下を参照してください↓

参考になった記事
BIOSが起動しない原因によっては、復旧可能性大
https://pctrouble.net/boot/bios_not_boot.html

この記事はかなり参考になったので、テキストだけでも保存の意味でも転載させて頂こうと思う
万が一本家がダウンした時に参照できるように



-------------------転載開始---------------------------------------

BIOSが起動しない状態とは、
パソコンの電源は入るものの、BIOSが正常に立ち上がらないため、
結果としてパソコンの動作そのものが止まってしまう状態のことです。
パソコン本体や内蔵ハードディスク等、各種部位の電源が入らないため、
パソコンが起動できない状態とは異なります。

というわけで、以下の条件を満たします。

電源ランプが点灯し、電源、CPU等の冷却ファンは回転する
ハードディスクのアクセスランプが最初点灯しても、数秒後には完全に消灯
画面は真っ暗で何も表示されず、ビープ音も鳴らない
BIOSが起動しない限り、ディスプレイには何の信号も送られないため、画面は真っ暗のままのはずです。
もちろん、BIOSのビープ音すら鳴りません。
ビープ音が鳴っているのであれば、それはBIOSが鳴らしているのであり、
DRAMやビデオカード等に異常があることを、画面に表示できない代わりに音で示しているのです。

逆に、上記内容が完全に当てはまる場合は、BIOSが起動できていない可能性が高いです。
なんというか、電源ボタンだけ反応するんですよね。
押せば電源入るし、長押しすれば電源切れる。
でもそれ以外は何もできない。

BIOSとは、「Basic Input Output System」の略で、
文字通り、基礎的な入出力を担っているプログラムのことです。

マザーボードのBIOSが起動できないと、その後にハードディスクを読みに行く等の動作が一切できないため、
そのまま動作停止してしまいます。
BIOSは、パソコンのシステムにおける土台みたいなものですから、
BIOSが起動できないというのは、そのパソコンが動作できないに等しいです。
少なくとも、ソフトウェア的には。

BIOSすら起動しないと、マザーボードそのものの故障を疑ったりして、
一見、手の打ちようがないように思ってしまいがちですが、
実は、ちょっと確認しておいたほうがいい点があります。

単純化する
まず、マザーボードを疑う前に、やっておくべきことがあります。
最小限の構成にしてから動作確認するのです。

パソコンはその拡張性の高さから、様々な機器が接続されていることが多いです。
でも、不具合が起きた時には、一旦すべての接続を外すべきです。
じゃないと、どこに原因があるのかを特定できません。

特に、ビデオカードが挿されていれば、必ず外します。
もちろん、その他の拡張カードも外すべきですが、
ビデオカードは装着率、不具合発生率共に高いです。
ビデオカードが壊れたときにも、BIOSが起動しないような症状になります。

USB接続機器も、不必要なものは外します。
とにかく、マザーボードの動作確認をしたいので、パソコンが起動するのに必要な最小限の構成にします。
それだけで、正常に起動することも多いです。

CMOSバックアップ電池の劣化
BIOSが起動するとき、まずCMOSに保存されている情報を読み込み、
その設定に従ってパソコンを起動させます。
ところが、状況によってはCMOS情報を正常に読み込めなくなってしまうことがあり、
そうするとBIOSも起動できなくなります。

その、CMOS情報を正常に読み込めなくなってしまう原因の最たるものが、
CMOSバックアップ電池の劣化です。
つまり、BIOSが起動できない場合に、原因として最も疑われる箇所は、
CMOSバックアップ用の電池なのです。

電池の電圧降下は、一気にゼロになるわけではありません。
たとえば、CR2032は定格3Vですが、2~3Vをふらふらしながら、徐々に起電力が低下していきます。
電池としては、まだ起電力がある状態ですが、
CMOSをバックアップするために必要な起電力を維持できなくなったとき、
BIOSが起動しない症状となって現れます。

CMOSバックアップ電池の寿命は、一概には言えませんが、
経験上、パソコン購入から5年を過ぎると、あやしくなってくるみたいです。
逆に言えば、ちょっと古めのパソコンで、BIOSが起動できなくなった場合、
とりあえず、CMOSバックアップ電池を交換してみたほうがいいです。

特に、BIOSが起動したり起動しなかったりする症状の場合、
かなり高い確率で、CMOSバックアップ電池の劣化が原因のはずです。

BIOSに警告表示が出る場合との違い
CMOSバックアップ電池の起電力がなくなり、それがマザーボードに検知されると、
電源投入時にBIOSが警告メッセージを表示してくる場合があります。

警告の内容は、「System battery voltage is low.」とか、「CMOS Battery Low」とか。
表示内容は、BIOSによって異なります。
結局は、電池切れでCMOS情報を保持できないことの通知です。

従って、起動時に時刻の再設定を求められます。
時刻を設定しても設定しなくても、進めればとりあえずは起動します。
ただし、毎回起動するたびBIOSに時刻の再設定を求められます。
設定した時刻も、毎回消えます。

何が言いたいかというと、この場合BIOSは起動しているのです。
原因としては、同じCMOSバックアップ電池の起電力低下なわけですが、
警告表示が出る場合は、逆にBIOSは動いているので、その後の動作につなげることができます。

CMOS情報が読み込めないとBIOSが見切ってくれればいいんですが、
マザーボードの設計が悪いのか、読みに行ったまま固まる状況を目にします。
当ページは、そういうBIOSによる電池切れ表示が出ない場合について書いたものです。

CMOSバックアップ電池の交換
前述のとおり、CMOSバックアップ用としては機能しなくなっていても、
電池の起電力は完全にゼロになっているわけではないため、
実作業の際には、新品と旧品がごっちゃにならないよう、特に注意してください。
テスターで測っても、判別できない場合があります。

CR2032

CMOSバックアップ用の電池は、
デスクトップパソコンなら、普通にそこらで手に入るCR2032が使われていることが多いです。
詳しくは、パソコンのマザーボードを見ればわかります。
マザーボードに電池ホルダが取り付けられていて、そこにボタン電池がはめ込まれているはずです。

あとは、普通に電池を交換するだけです。
先の細いマイナスドライバーがあれば、簡単だと思います。

ノートパソコンの場合はちょっと厄介で、電池を汎用品と交換することが困難です。
というのも、スペース上の制約があるため電池ホルダがなく、
電池の電極に直接端子がはんだ付けされていることが多いからです。
交換するにしても、電池ユニットとして交換する必要があったりします。
ものによっては、修理扱いになるかもしれません。

BIOSすら起動しないと、手も足も出ないような感じさえ受けますが、
電池の交換だけで正常起動することが意外に多いです。
数百円の電池代でパソコンが正常起動するなら、やってみる価値はあると思います。

メモリを疑う
これまでに書いてきた以外の原因で、BIOSが起動しなくなることもあります。
頻度として高いのは、メモリの接触不良です。
こちらの場合は、ハードディスクのアクセスランプも無反応だったりします。

メモリの端子は密集しているうえに露出しており、
また構造上、メモリスロットはCPUの近くに位置するため、CPUファンの風によってホコリを集めやすいです。
従って、メモリ端子に付着した汚れが原因でBIOSが起動しなくなることがあります。

この場合、メモリモジュールを一旦取り外し、
メモリスロット、及びメモリモジュールをエアダスター等を使って清掃します。
メモリ端子の変色が目立つ場合は、何度か抜き挿ししてみます。
ファミコンのカセットみたいなもんです。(世代です)
端子の状態がひどい場合は、綿棒とアルコールを使って拭いてみたり、
さらにはサンドペーパーで軽く研磨することもありますが、そのへんは自己責任で。
清掃後取り付けると、復旧する場合があります。

個人的に、メモリの不具合の診断は苦手です。
症状がバラバラだからです。
しかも、「たまーにおかしくなる」とか言われると、「memtest86+」を走らせ続けて様子を見るしかありません。

ただ、BIOSが起動しない症状に関しては、メモリに限って言えばほとんどが接触不良です。
うんともすんとも言わず、自分の手に負えないと思ってメーカー送りにしたパソコンが、
メモリの清掃だけで帰ってきたという恥ずかしい経験が何度もあります。

メモリの不具合はフリーズという結果で現れることが多いんですが、
そのフリーズのタイミングで、BIOSの起動もできずに固まるのは致命的な不具合なので、
特定のメモリアドレスだけおかしいというようなメモリモジュールの不具合ではなく、
端子の接触不良とか、もっと基本的な問題である可能性が高いわけです。

メモリの不具合が前述のCMOSバックアップ電池と違うのは、見当がつきにくいこと。
再現性が低いのです。
CMOSバックアップ電池の場合は、年数や型式である程度見当がつきます。
電池切れでBIOSが起動しなくなったパソコンは、再び電池切れすれば、またBIOSが起動しなくなります。
でも、メモリの場合はそうじゃない。

判断が難しいのは確かですが、ノートパソコンではCMOSバックアップ電池の交換が困難ですから、
メモリ端子の清掃ぐらいはやっておいたほうがいいんじゃないかと思います。
ただし、ノートパソコンのメモリを扱う際は、事前にバッテリーを取り外すよう、
くれぐれもご注意ください。


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